Ep.23

Ep.23 “PMS”

Hi everyone,and Happy holiday.

月に一度、女性には身体に起こるイベントがある。イベントと言ってもとても楽しいものではないが、無くてはならないものでもある。この事実を何度憎んだことだろう。

約10〜50歳(※平均)までの期間とほぼ人生を共にする月経。初めは上手く付き合えず、苦しんだ覚えのある人は多いのではないだろうか。思春期を終え、20、30、40、50代とそれぞれ年代によっても症状の違う月経に対して、悩みは絶えない。

初めに記した通り、一般的には月に一度のイベントとして知られるが、月経によって起こされる心と身体の変化は一ヶ月全体を通して表れる。実質日々の生活全体へ影響を及ぼすのだ。そんな変化には大きく分けて3つの種類があると言われているが、今回はその中でも女性の90%以上が感じているPMSについて。

 

PMS: premenstual syndrome と言われるこの症状は、月経前症候群と言い、主に月経前の女性ホルモンの変動によって引き起こされる精神的•身体的な症状である。名前の通り、月経3〜10日前に起こり月経の開始とともに症状はなくなっていく。「”何か“イライラする。」気分の不調や情緒不安定な面、「寝ても寝ても眠い。」と倦怠感を覚え、集中力を低下させ睡眠障害にも。「無性にお腹が空く。」過食を引き起こし食欲不振にもなり得る。頭痛や腰痛、乳房や下腹部の張り、むくみなど身体的な症状も多数。ざっとまとめただけでもこれだけの症状。

簡単に言えば、「何もしたくない。」いや「出来ない」状態なのだ。

そしてこのPMSと言われる症状の最も辛い点は、理解され難いということ。人は、経験したことのないことを理解することは出来ない。状況や理論を聞き内容を受け入れることは出来ても、実際に経験しなければ理解することは出来ないのだ。そのため比較的症状の軽い女性や、月経やPMSの経験の無い男性には理解がし難い事実。

もしもPMSに悩み助けを求めたいときは、理解を得ようとせず、自分の状況と気持ちを伝え適切に対応してもらおう。あるいはもし周りにPMSと思われる症状のひとがいたら、過敏に反応せずそっとしておいてあげよう。※PMSへの完璧な治療法は存在しない。何か少しでも自分に合った対処法を見つけるため、必要に応じて医療機関の受診が勧められる。

 

薬による治療法も存在するが、他にも効果的とされる方法がいくつかある。

経過を記録する症状の日記を記録することでリズムや規則性を把握し、発症時の対応がしやすくなる。食事改善•タンパク質•カルシウム•マグネシウム などを多く摂取し、アルコール、喫煙、カフェインを控える。セルフケア自分の心地良いと思う空間にいること。ベットの上、お風呂、読書、瞑想、音楽を聴く、外の空気を吸う、公園、カフェへ行く、などリラックスして気分転換をすることはPMSにとても良い影響を与える。症状が重度の場合には、仕事や作業の負担を減らし、しっかりとこのような休息の時間を取ること。

 

 

PMSと上手に付き合っていくために、まずは自分をいたわる”ご自愛”から始めよう。

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